カフェを巡りて

管啓次郎「コヨーテ・パスタ」を読む。とても久しぶり。
http://www.cafecreole.net/library/coyote13.html
まだ開店できたてのカフェ・クレオールのなかでも何度も読んだエッセイ。
当時のまま残されていました。

コヨーテの文章は、夜明けの高原の匂い、歩き踏んだ草と土の香り。
すたすた歩く。ざくざく歩く。ふらふら歩く。
お湯をぐらぐら沸かし、とんとん料理する。
書物は食べやすいようにばらばら割いて歩き読み、読み食べる。
そのリズム。
カフェマスターのイマフクさんのじゅわりと熱い蒸気のごとき精霊のような存在感もすてきですが、
コヨーテ歩きの草の匂いがすきです。
ずるずる寝てもそもそ食べるワシとは身体が違うなと思うのですけどもな。