飛ぶ
井上洋介「ビックリえほん」啓林館 ジョイフルえほん第20号より抜粋
おなかの すいた へびさんが
じぶんの しっぽを ちぎって たべた
(…中略…)
それで いまでは あたまだけ
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ウロボロスさんもどうぞそのまま、ひとくちちぎってめしあがれ。
以前、ある先生と書物類をかきわけた机で作業をしながら「こんな絵本がありまして」とお話ししたところ、
ふーっと聞いていらした先生のご様子からつまらない話をしたと思いそのまま黙って作業を続けたのですが、
数分経過したころに「それは深遠な話やな」と数分前の話をそのまま先生がぽつりと続けておっしゃったのでした。
しばし仮説のシミュレイションがなされていたようです。複数の仮説や複数の条件が検討されていたことでしょう。
景色の美しい日には、先生と並んで遠くの山を眺めさせていただいたこともありました。
空を飛ぶ鳥のように。
鳥瞰を教えていただいていたのかもしれません。